※周囲の小物は含まれません
サイズ
外径…17.5センチ
内径…7.5センチ
高さ…3センチ
手づくりの為、個体差があり、縦横・高さ共に5ミリ〜1センチ程度の誤差が生じることがあります。
ペールグリーン 輪花深皿 6寸
器製作者として「和食器」づくりへのあこがれは、やはりあります。土を採り、雑木や稲藁から灰をつくり、切り出された雑木薪をくべながら窯を焚く。そうやって丹念につくられた器に地産の新米や季節野菜、そして旬の魚を盛り付け…とても贅沢で潤いにあふれた食の佇まい。和の食卓はきっと、自然との絶妙な距離感の中で美しく形作られるその佇まいを味わうことなのかもしれません。いつかそういう美しい和の食卓にふさわしい器を…と思っています。
2017年の秋、「和食に合う器をつくろう」と製作が進みました。
「和食に合う器」をテーマにまず考えたことが3つ。それは深さと形と釉薬です。汁気を十分に許容できる深さと落ち着いた華やかさを感じる形、そして土の個性をしっかりと伝える透明釉。器づくりの大事な3要素とじっくり向き合いながら「ペールグリーン 輪花深皿 6寸」をつくりました。煮物でも和え物でもお漬物でも、ぜひ定番の一品に合わせてみてください。
(製作者より)
細かい石がまじった粗めの白い土に、益子で古くから使われている「並白釉」を掛けた色合いはツヤのある翡翠色。白い土を使用しているので、他のペールグリーンの器よりもやや明るめの発色です。
表面には土に含まれる粒状の小石が表出していて、ざらざらとした手触りの部分があります。ほんのりピンク色に発色している「御本」や、釉薬と素地の間にできたヒビ模様の「貫入」も全体的に見られるものもあります。お任せ発送となりますので、予めご了承ください。
当窯の器は、どれも少しいびつです。「たたら作り」という手法で作っているこの器も、やっぱりちょっといびつ。手作り感漂うのは、そのためだと思います。多少のがたつきが見られるものもあります。
「たたら作り」とは、簡単に言うと…1、良く練った土を、スライス状にする 2、その粘土を石膏型の上にのせて成形する という作り方。なので、ろくろ作りと違って、楕円や四角、花形など色々な形を作ることができます。
食事のときにも、後片付けのときにも、「縁をぶつけないように…」と緊張せずに使っていただけるような縁に仕上げています。縁には土に含まれる粒状の小石が表出して、ざらっとした手触りの感じられる部分もあります。
まずは定番おかずから
いつものご飯や、お弁当のおかずに欠かせないおかずと言えば…わたしは、かぼちゃの煮つけなんです♪
よく味が染みて、照りが付いたかぼちゃはテーブルを華やかに演出してくれる存在なので、もう一品という時に助けられています。
和食のために…と作ったこの器にもまずはわたしの定番おかずを合わせてみました。
優しい色合いの器は濃い色の和食ともぴったり。
お刺身や葉物などともとっても合いそうで、和のおかずを作る楽しみがひとつ増えた気分です。
渋めのおかずともよく合います
あじの南蛮漬けを作った時にも。夏の晩酌の時に用意したい渋めのおつまみにもよく合う雰囲気で重宝しています。最近は夫用のおつまみを用意する定番の器になっています。
2018年6月 ナカハラ
細かい部分もご確認ください
手作りの陶器には、表面に細かい鉄点や凹凸、小穴があります。釉薬の流れや溜まりが感じられ、釉薬と素地の間にできたヒビ模様の「貫入」や、底面がほんのりピンク色に発色している「御本」が見られるものもあります。表面には土に含まれる粒状の小石が表出していて、ざらざらした手触りの部分があります。
表と裏では表情が異なりますので、裏側の様子もご確認ください。 大きな鉄点や小穴が見られます。釉薬の流れやムラが見られるものもあります。底面にも小石が表出して、ざらざらした手触りの部分があります。
重ねた時と、CDケースとの比較写真です。
当よしざわ窯の器は全て手作りのため、キレイに揃った器をお好みの方にはお勧めできません。同じものとして製作している器でも、大きさ、形、色はすべて異なります。
同じ器をお持ちでも、買い足しをされる場合、お手元の器と新しくお買い求めになる器とは、色・形・大きさが異なるとお考えください。
ご注文の前には必ず「ご利用ガイド」のページをご覧ください。