※周囲の小物は含まれません。
サイズ
外径…21.5センチ
内径…8センチ
高さ…3〜3.5センチ
手づくりの為、個体差があり、縦横・高さ共に5ミリ〜1センチ程度の誤差が生じることがあります。
パールストーングレー 花図鑑の深皿(貫入/釉ヒビあり)
大きく広いリムに、1年の12か月に割り当てられた月ごとの「誕生花」をデザインした深皿です。
よしざわ窯には、ボタニカルプレートやボタニカルマグ、ボウルなど…「ボタニカル」をテーマにした器が少しずつ増えてきましたが、抽象的な植物デザインのものではなく『写実的な』お花の模様が入った器も作りたい!ということで、製作が始まりました。
器には12か月の誕生花のデザインを…と、デザイン部のナリヨシさんが描いてくれたのは、ため息の出るような素敵なデッサン画。繊細でどこかノスタルジックで、まるで古い洋書の挿絵のような趣のある雰囲気は、お見事の一言!この素敵なお花たちが器の模様になったらどんな風に仕上がるだろうと、よしざわ窯メンバー皆が期待でいっぱいになりました。
白土の素地にかけた釉薬は「パールストーングレー」。3種類の金属を含んだツヤのあるグレーです。真珠のような輝きを持つ一方で、細かな凹凸が作る陰影のある石のような力強さが感じられ、深く複雑な表情を見せてくれる、そんな豊かな色です。透明感のあるツヤの中に、その成分からなる茶褐色の斑点や、縁から中央に向かって溶け落ちた跡が線上になって見られます。
深さがあるので、汁気のあるおかず皿やサラダ皿としてなど…いろいろな用途で使える万能な器です。一緒に食卓を囲む方の誕生花を探しながら、食事も会話も楽しめると思います。ご自分の誕生月の花が何か知らないという方も、この機会にぜひ探してみてください♪
横から見るとゆがみが感じられるものがあります。焼き色や模様の出方は一客一客で異なり、
全体的に釉薬と素地の間にできたヒビ模様の「貫入」が見られます(写真下2枚目)。お任せ発送となりますので、予めご了承ください。
1月 水仙、2月 マーガレット、3月 チューリップ、4月 かすみ草、5月 カーネーション、6月 バラ、7月 トルコキキョウ、8月 ひまわり、9月 ダリア、10月 ガーベラ、11月 ブバルディア、12月 カトレア…といった誕生月の12種類の花がぐるりと一周お皿を囲んでいます(お花の並びは順不同です)。
〈泥しょう作りについて〉
デザイン部で作った石膏の型を、「泥しょう」と呼ばれる陶土を液状にしたものの中に浮かせます。しばらくしたら取り出し、自然乾燥させ、泥しょうが固まったら型からはずします。
泥しょう作りで制作した器は、内側に細かい模様を入れることができます。
*器の大きさ・形は一客一客で微妙に異なります。
*写真は「花図鑑の西洋皿」を作っているところです。
また、釉薬をかける時には釉掛けハサミを使用しています(写真下1枚目左)。写真は「ブルーグレー」と「ホワイト」の器にみられる「はさみ跡」の様子ですが、同じように器の表面中央付近の一部がポツンと濃くなっていたり、色が薄くなっていたりします(写真下1枚目右)。予めご了承ください。
食事のときにも、後片付けのときにも、「縁をぶつけないように…」と緊張せずに使っていただけるような縁に仕上げています。縁は釉薬が薄く、素地の色が分かるものもあります。
ひとりのご飯が最高のひとときに♡
デザイン部のナリヨシさんが描いてくれた「12か月の誕生花のデザイン」の下絵を見た時にわぁ〜とため息が出るぐらい美しくて感動しました。「パールストーングレー」がかかった花図鑑の深皿はまた大人っぽくて素敵で、さらに感動。誰にも見せずひとり占めしたい…そんな気持ちになる一枚で、わたしはまずひっそりとひとりのお昼ご飯に使うことにしました。
この日は友人からもらったアンチョビを使って、きのこのオイルパスタを。上から刻んだ大葉をたっぷりとのせて、さらにレモンを絞っていただく、大人なパスタにこの花図鑑の器がぴったりな気がしました。1月は水仙、2月はマーガレット…と花模様を見ながら心行くまで堪能。お花に癒され、ひとりのご飯が最高のひとときになりました。それぞれの花言葉は何だろう。器を眺めながら、調べてみたいなと思います。
銘々皿としてはもちろん、2〜3名でいただく副菜をのせたりするのも丁度いいですし、丸いケーキをのせても素敵そうです。色々な使い方を楽しみたくなる一枚でウキウキしています♪
2021年5月 ナカハラ
細かい部分もご確認ください
手作りの陶器には、鉄点や細かい凹凸、小穴が見られます。模様がぼんやりとしているところや、浮き出ているところもあります。釉薬の濃淡が感じられ、釉薬の結晶化や、釉薬と素地の間にできたヒビ模様の「貫入」が見られる部分もあります。中には、一部ほんのりピンク色に発色している部分や、茶褐色の斑点が見られるもの、施釉のハサミ跡が残っているものもあります。
裏側の様子もご確認ください。鉄点や小穴が見られます。釉薬の流れや溜まり・ムラが感じられるものもあります。鋳込みづくりの特徴で、内側に凹凸のある部分は外側にも凹凸が感じられます。中には、器と器が擦れた跡が残っているものもありますが、お使いいただくうちに気にならない状態になっていくものです。
重ねた時と、文庫本とのサイズ比較写真です。
当よしざわ窯の器は、キレイに揃ったものをお好みの方にはお勧めできません。同じものとして製作していても、大きさ、形、色はすべて異なります。
買い足しをされる場合、お手元のものと新しくお買い求めになるものとは、色・形・大きさは異なるとお考えください。
ご注文の前には必ず「ご利用ガイド」のページをご覧ください。