※周囲の小物は含まれません。
サイズ
外径…14.5センチ
内径…10センチ
高さ…1.5センチ
手づくりの為、個体差があり、縦横・高さ共に5ミリ〜1センチ程度の誤差が生じることがあります。
セピア色のミモザの小皿
2021年、
「ミモザの小皿」ができた頃。よしざわ窯の作業場に、元気なミモザのスワッグを飾ったんです。それがだんだんと落ち着いた色合いになっていく姿がとってもきれいで…その円熟した優雅さのある姿を器で表現したいなと思い、ドライのミモザの葉の色合いを目指して新しい釉薬を作りました。グレーと濃いベージュを合わせたような既存色「グレージュ」をベースに、色彩原料の配合を微調整して…少しコーヒーのような茶色も感じられる「モカグレージュ」の釉薬が誕生しました。
さっそく「ミモザの小皿」にかけて焼成してみたら、初めて見るのにどこか懐かしい、ナチュラルにテーブルに馴染んでくれる雰囲気に!黄色の花の部分にも、落ち着いた穏やかな色合いになるように調整して、着彩を施しました。春の鮮やかなミモザが、素敵に変化したノスタルジックな秋の大人色。その雰囲気にぴったりかなと思い、名前は「セピア色のミモザの小皿」にしました♪
少しだけ深さがあるので、多少の汁気なら受け止めてくれます。おやつの時間のお菓子皿として、小さめの取り分け皿として使いたくなるサイズ感です。
横から見ると、わずかに傾きが感じられるものもあります。また、焼き色や模様の出方は一客一客で異なり、釉薬のムラが感じられるものもあります。お任せ発送となりますので、予めご了承ください。
同じシリーズの
「セピア色のミモザの深皿 中」と比べると、一回り小さく、平らな作りです。揃えていただくのもおすすめです。
〈泥しょう作りについて〉
デザイン部で作った石膏の型を、「泥しょう」と呼ばれる陶土を液状にしたものの中に浮かせます。しばらくしたら取り出し、自然乾燥させ、泥しょうが固まったら型からはずします。
泥しょう作りで制作した器は、内側に細かい模様を入れることができます。
*器の大きさ・形は一客一客で微妙に異なります。
*写真は「花図鑑の西洋皿」を作っているところです。
また、釉薬をかける時には釉掛けハサミを使用しています(写真下左)。写真は、「ブルーグレー」と「ホワイト」の器にみられる「はさみ跡」の様子ですが、同じように器の表面中央付近の一部がポツンと濃くなっていたり、色が薄くなっていたりします(写真下右)。予めご了承ください。
食事のときにも、後片付けのときにも、「縁をぶつけないように…」と緊張せずに使っていただけるような縁に仕上げています。 釉薬が薄く、素地の色が感じられる部分や、黄色の着彩がにじんでいる部分もあります。
セピア色の思い出のおやつ
この日のおやつは、150年以上の歴史ある老舗の和菓子屋さんと、新進気鋭の自家焙煎珈琲のお店がコラボレーションした、新しいようかん。あんこにコーヒー、ミントにラズベリーが香るという珍しさがとても新鮮で、初めはおそるおそるでしたが、食べ進めるともっと欲しくなってしまうおいしさでした。
数年前、お世話になっていた方から、この老舗の作るようかんを一棹いただいたことがあって…銀杏や紅葉に模られたようかんがきれいな「琥珀かん」は、美しくてもったいなくて、なかなか食べられなかった思い出のある一品になりました。
当時と変わらずきれいなお菓子に懐かしさを感じつつ、老舗が新しい挑戦をしていることには、ぼんやりと「みんな前へ進んでいるんだなぁ」なんて思いつつ。なんとなくノスタルジックな気分に浸るおやつの時間には、「セピア色のミモザの小皿」がとても似合いました。
2021年10月 カワハラ
細かい部分もご確認ください
手作りの陶器には、細かい鉄点や凹凸、小穴が見られます。黄色の着彩や釉薬の溜まりが感じられる部分や、釉薬が薄く、素地の色が感じられる部分もあります。また、模様の出方にも個体差が見られます。中には、ハサミ跡がくっきりと残っているものもあります。
裏側の様子もご確認ください。鉄点や凹凸、小穴が見られます。釉薬の流れや溜まり・ムラが感じられ、釉飛びが分かる部分もあります。
重ねた時と、文庫本とのサイズ比較写真です。
当よしざわ窯の陶器は手作りのため、キレイに揃ったものをお好みの方にはお勧めできません。同じものとして製作していても、大きさ、形、色はすべて異なります。
買い足しをされる場合、お手元のものと新しくお買い求めになるものとは、色・形・大きさは異なるとお考えください。
ご注文の前には必ず「ご利用ガイド」のページをご覧ください。