※周囲の小物は含まれません。
サイズ
径…9センチ
高さ…3センチ
個体差があり、縦横・高さ共に5ミリ〜1センチ程度の誤差が生じることがあります。
*2023年1月より、作り方をリニューアルしました。これまでに製作していたものとサイズはほぼ同じですが、色合いや質感が異なりますので、ご注意ください。
ホワイト バラのお鉢 ミニ
バラの花を立体的にデザインした豆鉢です。重なりあった花びらを、少しの凹凸をつけて表現しました。ひらひらとした縁が、かわいらしくもあり、大人っぽくもある…。そんな雰囲気の器です。
色はツヤのない「ホワイト」。細かい鉄点や小穴が全体に見られ、ざらざらとした手触りのものもあります。
小さなお菓子を入れるのも、ソースやジャムなどを入れて使うのも、きっとかわいいと思います。小さくても、テーブルの華になってくれる器です。
焼き色は一客一客で異なり、ベージュっぽいものや、グレーっぽいものがあります。また、模様がぼんやりしているものもあります。お任せ発送となりますので、予めご了承ください。
〈磁器土について〉
よしざわ窯では通常、製作する器の形状、釉薬の発色や風合い等を考慮して、6種類以上の土を使い分けています。益子並土、白土、赤土、黒土、半磁器土、耐熱土などです。
この器には、「磁器土」を使用しました。きれいな色合いというだけでなく、「圧力鋳込み」という製法との相性がとても良く、ゆがみやヒビ割れなどといった不具合が少ないので、私たちがデザインした形に近い仕上がりになってくれるからです。
圧力鋳込みで製作している素地作りの工程は、多治見の窯元さんにお願いすることになりました。プロの職人さん方のお力をお借りすることで、よりきれいな器が安定して製作できるようになりそうです。
〈圧力鋳込み製法について〉
専用の石こう型に、機械を使って強い圧力をかけた泥しょう(液体状の粘土)を流し込んで成形する製法で、たたら作りや通常の鋳込み製法では作ることが難しい形状の器も作ることができます。
ひとつの器を作るために、対になった2つの石こう型を使います。ちょうどよく乾燥させた石こう型を積み上げ、小さな穴から、強い圧力をかけた泥しょうを流し込んでいきます。1時間ほどで泥しょうが固まるので、型を開けると器の形が出来上がっています。
泥しょうの状態の細やかな管理から製作の手作業ひとつひとつが、繊細でかつ無駄がない。長年の経験や知識によって支えられた職人的な技術・製法です。
*上の写真は、多治見の窯元の作業風景です。
*上の写真は、当窯で「四つ葉のランチプレート」を作っているところです。
圧力鋳込みで製作した器の裏底面には、泥しょうを流し入れる部分に残る「鋳込み口」と呼ばれる跡が見られます(下の写真はその一例です)。予めご了承ください。
朝のフルーツも洗練された雰囲気に
上品さとかわいらしさを兼ね備えている「ホワイト バラのお鉢 ミニ」は、フルーツをのせるだけでも食卓をパッと華やかにしてくれます。キウイのグリーンと、器のホワイトの組み合わせが爽やかでなんだか洗練された雰囲気に。朝食のワンプレートに重ねてお使いいただくのもおすすめです。手のひらに収まるサイズ感で、ソースやジャム、小さなお菓子やナッツなどを入れるのにもちょうどよいと思います。
2023年1月 ミョウブダニ
細かい部分もご確認ください
器には、鉄点や凹凸・小穴があります。釉薬のムラや溜まりが感じられ、模様の部分がぼんやりしているものもあります。縁は細かい凹凸がみられ、ざらざらとした手触りのものもあります。裏側の無釉の部分はグレーっぽく、くすんでいるものもあります。底面には、作業跡や渦上に波打った線が見られるものもあります。お任せ発送となりますので、予めご了承ください。
重ねた時と、文庫本との比較写真です。
メタルマークにご注意ください
*この写真は「ホワイト バラのお鉢 ミニ」ではありません。
ホワイトやグレー等の薄い色の器では、金属製のスプーン等で強くこすると「メタルマーク」とよばれる跡がついてしまうことがあります。
これは、陶器よりも金属の方が弱く、摩擦で欠けてしまった金属の細かいかけらが陶器の隙間に入り込んで残ってしまうというものです。
洗っても落ちない傷がついてしまいますので、金属製のスプーン等をご使用の場合はご注意ください。
当よしざわ窯の器は、キレイに揃ったものをお好みの方にはお勧めできません。同じものとして製作していても、大きさ、形、色はすべて異なります。
買い足しをされる場合、お手元のものと新しくお買い求めになるものとは、色・形・大きさは異なるとお考えください。
ご注文の前には必ず「ご利用ガイド」のページをご覧ください。