※周囲の小物は含まれません。
サイズ
外径…17センチ
内径…13センチ
高さ…3.5〜4センチ
個体差があり、縦横・高さ共に5ミリ〜1センチ程度の誤差が生じることがございます。
*2023年8月から 「銅錆釉 洋まる深皿 中」は『圧力鋳込み』という製法で製作しています。それまでに製作していたものと大きさはほぼ同じですが、色合いや質感が大きく異なります。買い足しをご希望の方はご注意ください。
*2023年3月より、価格を変更しました。また、商品名を「洋まる深小皿」から「洋まる深皿 中」に変更しました。
銅錆釉 洋まる深皿 中
ヨーロッパアンティークのお皿をモチーフにした器を「銅錆釉」で仕上げました。
「銅錆釉」は、焼成温度によって微妙に色合いや質感が変化するデリケートな釉薬。銅から出たツヤのない深い緑に、黒っぽい褐色が混ざったような…何とも複雑なシャビー感のある「アンティークグリーン」です。
この器は、素地に白土を使用して製作しているため、その他の「銅錆釉」の器と比較するとやや青みが強く感じられます。また、全体に鉄点や釉薬のムラが見られたり、黒い斑点が多く出ているものもあります。お任せ発送となりますので、予めご了承ください。
少し深さがあるので銘々用のサラダ皿としてはもちろん、メイン料理の取り皿や、デザート皿としても、幅広くお使いいただけます。ヒラヒラとしたリムが印象的で、食卓でも存在感を感じさせる器だと思います。
焼き色は一客一客で異なり、深緑っぽく見えたり、黒っぽく見えたりするものもあります。また、釉薬が薄い部分は素地の色が分かる部分もあります。お任せ発送となりますので予めご了承ください。
〈磁器土について〉
よしざわ窯では通常、製作する器の形状、釉薬の発色や風合い等を考慮して、6種類以上の土を使い分けています。益子並土、白土、赤土、黒土、半磁器土、耐熱土などです。
この器には、「磁器土」を使用しました。きれいな色合いというだけでなく、「圧力鋳込み」という製法との相性がとても良く、ゆがみやヒビ割れなどといった不具合が少ないので、私たちがデザインした形に近い仕上がりになってくれるからです。
圧力鋳込みで製作している素地作りの工程は、多治見の窯元さんにお願いすることになりました。プロの職人さん方のお力をお借りすることで、よりきれいな器が安定して製作できるようになりそうです。
〈圧力鋳込み製法について〉
専用の石こう型に、機械を使って強い圧力をかけた泥しょう(液体状の粘土)を流し込んで成形する製法で、たたら作りや通常の鋳込み製法では作ることが難しい形状の器も作ることができます。
ひとつの器を作るために、対になった2つの石こう型を使います。ちょうどよく乾燥させた石こう型を積み上げ、小さな穴から、強い圧力をかけた泥しょうを流し込んでいきます。1時間ほどで泥しょうが固まるので、型を開けると器の形が出来上がっています。
泥しょうの状態の細やかな管理から製作の手作業ひとつひとつが、繊細でかつ無駄がない。長年の経験や知識によって支えられた職人的な技術・製法です。
*上の写真は、多治見の窯元の作業風景です。
*上の写真は、当窯で「四つ葉のランチプレート」を作っているところです。
また、釉薬をかける時には釉掛けハサミを使用しています(写真下左)。写真は、「ブルーグレー」と「ホワイト」の器にみられる「はさみ跡」の様子ですが、同じように器の表面中央付近の一部がポツンと濃くなっていたり、色が薄くなっていたりします(写真下右)。予めご了承ください。
大人な料理と合わせたい
桃の季節が来ると毎年どんな風にアレンジして食べようかと考えるのが楽しい。でもやっぱり美味しくて外せない定番アレンジは、「桃 × クリームチーズ」。ブラックペッパーを多めにかけて、白ワインと合わせるとまた最高な美味しさ。そんな一皿には「銅錆釉 洋まる深皿 中」が素敵でした。アンティークっぽくて奥深さのある器は、大人な料理を引き立ててくれて、よりワインが進んだ気がしました。お酒のおつまみ以外には、サラダ、副菜、ヨーグルト、煮物などを銘々に用意するのにちょうど良い大きさなので重宝すると思います。
2023年8月 ナカハラ
細かい部分もご確認ください
器には、黒っぽい鉄点が多く見られたり、小穴や凹凸が見られるものがあります。全体的に釉薬の流れやムラが見られたり、ハサミ跡が残っているものもあります。また、釉薬が薄い部分では素地の色が分かるところもあります。裏側は釉薬の溜まりが見られたり、青みが強く出ているところもあります。中には器と器が擦れて白くなっているところもありますが、お使いいただくうちに気にならなくなるものです。底面には道具跡が見られるところもあります。お任せ発送となりますので予めご了承ください。
重ねた時と文庫本との比較写真です。
当よしざわ窯の器は手作りのため、キレイに揃ったものをお好みの方にはお勧めできません。同じものとして製作していても、大きさ、形、色はすべて異なります。
買い足しをされる場合、お手元のものと新しくお買い求めになるものとは、色・形・大きさは異なるとお考えください。
ご注文の前には必ず「ご利用ガイド」のページをご覧ください。