※周囲の小物は含まれません。

サイズ
・ふた
幅…１０．５センチ
高さ…６センチ

・カップ
口径…９．５センチ
高さ…６センチ
＊８分目まで約２００ｍｌ入ります

・カップにふたをのせたとき
高さ…１１センチ
個体差があり、縦横・高さ共に５ミリ〜１センチ程度の誤差が生じることがあります。





蒸しカップ 白鳥（貫入/釉ヒビあり）

側面にしのぎ模様を入れた「カップ」に、下を向いた冠をかぶった白鳥の持ち手をつけた「ふた」を合わせた、大人な雰囲気の「蒸しカップ 白鳥」。
「和風ではない茶碗蒸し用の器が欲しいな…」と思ったことから誕生した蒸しカップ。２０２０年から再製作が始まり、さらにスプーンで掬いやすい形のカップに改良した現在の「蒸しカップ」にたどり着きました。

白土の素地にかけた釉薬は「パールストーングレー」。試作を重ねに重ねて完成させた、３種類の金属を含んだツヤのあるグレーです。真珠のような輝きを持つ一方で、細かな凹凸が作る陰影のある石のような力強さが感じられ、深く複雑な表情を見せてくれる、そんな豊かな色です。透明感のあるツヤの中に、その成分からなる茶褐色の斑点や、釉薬のムラが見られるものがあります。
「茶碗蒸し」の器として製作したものなので、ぜひ茶碗蒸しに。そして、砂糖やお塩、お菓子を入れておく「ふたもの」としても、飲み物を入れて湯呑みのようにしても。また、本体のカップは、色々な用途でお使いいただける形とサイズなので、”ふたは使わずカップだけ”でお使いいただくというのも可能です。フリーカップとして、スープやサラダ、ヨーグルトやドリンクなどにもぴったりです。お好きな使い方で楽しんでいただけると嬉しいです。

＊「茶碗蒸し用」としてお求めの場合は、お手持ちの蒸し器やお鍋のサイズをご確認の上ご購入ください。カップのみの高さは約６センチ、カップにふたをのせて持ち手まで含めた高さは約１１センチです。



模様の出方は一客一客で異なります。カップとふたは別々に作っているので、その焼き色には差があります。中には色の差が大きく異なるものもあります。また、素地と釉薬の間にできたヒビ模様の「貫入」が見られるものがあります。「ふた」の裏側は歪みが見られたり、いびつな形状のものもあります（写真下２枚目）。お任せ発送となりますので、予めご了承ください。



持ち手は立体的な白鳥になっています。羽をたたんで休んでいる姿が落ち着きがあり素敵です。
持ち手の白鳥の周りには、釉薬の溜まりが見られます。また、カップとふたには多少「遊び」がありますので、予めご了承ください。



〈磁器土について〉
よしざわ窯では通常、製作する器の形状、釉薬の発色や風合い等を考慮して、６種類以上の土を使い分けています。益子並土、白土、赤土、黒土、半磁器土、耐熱土などです。そしてこの器には「磁器土」を使用しました。きれいな色合いというだけでなく、ゆがみやヒビ割れなどといった不具合が少ない、私たちがデザインした形に近い仕上がりになっています。

〈機械ロクロ成形について〉
機械ロクロで専用の石膏型を回転させながら成形する製法で、繊細な模様の入ったカップもきれいにそしてゆがみ少なく成形することができます。
石膏型は岐阜県の型屋さんにお願いしていて、私たちではとうてい作ることのできない細かい模様の入ったカップの石膏型も熟練の技術で私たちがデザインそして手づくりした原型そのままに作ってくれます。
そして、機械ロクロで製作している多治見の窯元さんに「粘土素地づくり」の工程をお願いすることになりました。粘土や石膏型の状態の細やかな管理から製作の作業ひとつひとつが、繊細でかつ無駄がない。素地づくりのプロの職人さんたちのお力をお借りすることで、よりきれいな器が安定して製作できるようになりそうです。


＊上写真は、多治見の窯元の作業風景です。





おもてなしのシーンにも素敵です



来客時に手作りのおやつを用意したいなと思ったときに、頭の中にある作り慣れたおやつレシピをいくつか思い浮かべるのですが…中でも、簡単なのに本格的な味わいになる「ほうじ茶プリン」は、何年も作り続けているもののひとつです。そんな、手作りおやつで”おもてなし” する時は、この可愛らしい蓋がついた「蒸しカップ」で用意したいもの。「蓋物」は丁寧な印象を添えてくれるだけでなく、蓋を開ける時のちょこっとした感動も作り出してくれる、最高のアイテムだなと思っています。
プリンは、冷蔵庫で冷やして固め、生クリームにほうじ茶の茶葉をパラパラとかけて完成。こうして見た目にもこだわって作ったおやつ。食べる人が驚いてくれたり、喜んでくれる瞬間を想像しながら、そっと蓋を閉じて準備する…その時間もまた楽しいものです。
この日は、花の持ち手が付いた「蒸しカップ 花」も一緒に使ってみたら、「白鳥×花」の組み合わせがとても似合って素敵でした。また、トレイ的に使った「ホワイト ちょっと素敵なパウンドケーキ皿」ともいい相性でした。「白鳥」デザインの小皿と合わせたり、花模様の小皿をソーサー的に重ねたり…と、合わせる器で世界観を広げながら楽しんでみてください♪



また、同色で蓋のデザインが異なる「蒸しカップ ゾウ」もございます。２種類を、ご家族分揃えていただいたり、ご夫婦やカップルで使い分けたりするのもおすすめです。同色なので、統一感がありながらも、蓋が違うので、楽しい気分でお使いいただけそうです。

２０２３年９月　ナカハラ





細かい部分もご確認ください

鉄点や小穴、青く発色した点が見られます。釉薬の流れや溜まりが見られるものがあります。白鳥の模様の出方や色合いは個体差が見られます。また、素地と釉薬の間にできたヒビ模様の「貫入」が見られるものがあります。蓋の裏側は凹凸が見られ、ぼこぼことした手触りが感じられます。カップの縁の部分は、凹凸がありざらざらとした手触りの所があったり、釉薬が薄く素地の色が分かる所があります。底面は釉薬の大きな溜まりが見られるものもあります。お任せ発送となりますので予めご了承ください。



重ねた時と文庫本とのサイズ比較写真です。





器は個体差があり、キレイに揃ったものをお好みの方にはお勧めできません。同じものとして製作していても、大きさ、形、色はすべて異なります。

買い足しをされる場合、お手元のものと新しくお買い求めになるものとは、色・形・大きさは異なるとお考えください。

ご注文の前には必ず「ご利用ガイド」のページをご覧ください。