※周囲の小物は含まれません。
サイズ
径…9.5センチ
高さ…2.3センチ
個体差があり、縦横・高さ共に5ミリ~1センチ程度の誤差が生じることがあります。
フロストグリーン マーガレット深小皿
マーガレットの花をイメージした、少し深さのある小皿です♪白い磁器土を使って、『圧力鋳込み』という製法で製作しました。
色は『フロストグリーン』。白に近い淡いグリーンという感じのニュアンスのある色合いです。ざらざらとした質感で、まるでfrost(フロスト)=霜が降りたかのようなぽつぽつとした細かい釉薬の結晶が全体に見られ、穏やかで静寂を感じる雰囲気です。結晶の出方は焼成温度によって変化するので、発色は様々です(下写真3枚目)。繊細で複雑な表情が楽しめる釉薬で、一客一客で違う表情・個性を楽しんでいただける方向けの器です。「きれい」とか、「均一な色合い」がお好みの方には、おすすめできませんので予めご了承ください。
醤油やタレをつけるときにも、薬味を何種類も揃えるときにも、それから一口サイズのおやつ皿としても、ちょうどいいと思います。シックな雰囲気の小皿なので、落ち着きのある食卓づくりで役立つアイテムになってくれそうです。


重ねた時と、文庫本とのサイズ比較写真です。

ソース皿も素敵に
いつもの食卓にさりげなく変化をつけたいなら、「フロストグリーン マーガレット深小皿」を使うのがおすすめです。小さくて主張が強いわけではないのですが、確実な存在感があり、テーブルのアクセントとなって全体的に引き締まった雰囲気に仕上げてくれるといいますか、、、シンプルに言えばとても素敵なんです!
この日は、揚げ物に添えるソースの器を「フロストグリーン マーガレット深小皿」に。
「白いラウンドリムプレート 8寸」や
「グレージュ 大きなしのぎ飯碗 斜」と一緒に使ったら、明るく爽やかさと上品さが感じられるテーブルになりました♪
2025年4月 オオタケ
〈磁器土について〉
よしざわ窯では通常、製作する器の形状、釉薬の発色や風合い等を考慮して、6種類以上の土を使い分けています。益子並土、白土、赤土、黒土、半磁器土、耐熱土などです。
この器には、「磁器土」を使用しました。きれいな色合いというだけでなく、「圧力鋳込み」という製法との相性がとても良く、ゆがみやヒビ割れなどといった不具合が少ないので、私たちがデザインした形に近い仕上がりになってくれるからです。
圧力鋳込みで製作している素地作りの工程は、多治見の窯元さんにお願いすることになりました。プロの職人さん方のお力をお借りすることで、よりきれいな器が安定して製作できるようになりそうです。
〈圧力鋳込み製法について〉
「フロストグリーン マーガレット深小皿」は圧力鋳込み製法という方法で生地を作っています。
専用の石こう型に、機械を使って強い圧力をかけた泥しょう(液体状の粘土)を流し込んで成形する製法で、たたら作りや通常の鋳込み製法では作ることが難しい形状の器も作ることができます。
ひとつの器を作るために、対になった2つの石こう型を使います。ちょうどよく乾燥させた石こう型を積み上げ、小さな穴から、強い圧力をかけた泥しょうを流し込んでいきます。1時間ほどで泥しょうが固まるので、型を開けると器の形が出来上がっています。
泥しょうの状態の細やかな管理から製作の手作業ひとつひとつが、繊細でかつ無駄がない。長年の経験や知識によって支えられた職人的な技術・製法です。


*上の写真は、多治見の窯元の作業風景です。

*上の写真は、当窯で「四つ葉のランチプレート」を作っているところです。
■ご注文前に必ずご確認ください■
よしざわ窯で作る器には、細かい鉄点や小穴、細かい凹凸、形のゆがみ、釉薬のムラ等手作りならではの症状が見られますが、日常使いしていただくには問題ありません。
【器に見られるキズ等の例】のページをよくご確認の上、ご注文ください。
当よしざわ窯の器は、キレイに揃ったものをお好みの方にはお勧めできません。同じものとして製作していても、大きさ、形、色はすべて異なります。
買い足しをされる場合、お手元のものと新しくお買い求めになるものとは、色・形・大きさは異なるとお考えください。
ご注文の前には必ず「ご利用ガイド」のページをご覧ください。